以前、楽天の三木谷浩史会長兼社長が『従業員の英語力を上げるため、英語を社内公用語にした』というニュースがありました。
その三木谷社長ですが、英語の次はプログラミングを身につけるよう求めているということで現在話題になっています。
なんでも、コンピュータープログラムの仕組みやCPU(コンピュータ全体の計算をする処理装置)とGPU(映像を描写するための計算処理専門の装置)の違いを理解できるよう求める見通しとのこと。
不可解なコードと戦うのは難しいのではないかという声もありますが、楽天の社員には英語能力テストで全国平均を上回った実績があり、三木谷社長は今回の取り組みも達成できると考えているようです。
MIT(マサチューセッツ工科大学)のトーマス・マローン氏は「ある程度のプログラミング知識は、マネージャーだけではなくすべての人にとってテクノロジーが実際にできることを理解するのに非常に重要だろう」と話しました。
近年、世間にはさまざまなテクノロジーがあふれていて、日々進化しています。電子レンジが喋ったり、声かけひとつで部屋に音楽が流れたり。わたしが使っている体重計も、乗るだけで水分量や体年齢の計算までしてくれる優れものだったりします。
どんどん便利になっていく、そしてそれが求められている世の中。
業界で生き残って行くため、最新の技術を上手に使うため、インターネット上の脅威から身を守るため、『すべての人にとってある程度のプログラミング知識は必要』というのは確かなことのように思います。
プログラミングを勉強して得られることまで意識を伸ばしてみると、不可解なコードの意味を知るのも少し楽しくなるのではないでしょうか。
英語の次はプログラミング、楽天の三木谷会長が社員に要求
英語を社内公用語にした楽天の三木谷浩史会長兼社長が、今度はコンピューターのプログラミング能力を社員に求めている。